ワタシ・ミライ・デザインとは?

働く人を元気にしたい。働く人に生きがいのある人生を送ってほしい。壁にぶちあたっても負けない、困難に立ち向かっていくことができる。目の前に起こる出来事に翻弄されるのではなく、それを糧にして、新しい未来と希望を信じている人を応援したい。自らの力で未来を切り開く力をもつ人が集まる組織は強い。先の見えない時代に生き残れる会社になる。そんな会社を増やしたい。個人と組織の最適解を作る組織作りをサポートする。組織で働くひとりひとりの、未来をデザインすることが、組織の発展につながるという思いを「ワタシ・ミライ・デザイン」という言葉に込めました。「ワタシ・ミライ・デザイン」では、個人を活かす組織作りをご提案します。

多様な選択肢

良い人が採れない、定着しない、育たない、新商品・新サービスが生まれない。経営者の切実な悩みです。スマフォで常時ネットにつながる情報化社会で育った若い世代は、大手企業への就職が将来安泰であるとは思っていません。小学生の将来の夢の上位にユーチューバーが挙がるなど、将来の選択肢は多種多様です。若者は多様な価値観を持っています。そして、自分の価値観を大切にして生きることを望んでいます。
自分らしく働きたい、社会貢献したい、やりがいの持てる職場で働きたい、チームで協力して成果をだしたいなど、若者の価値観は、個人によってバラバラです。

大きな物語の時代は終わり、小さな物語がスタートする

フランスの哲学者リオタールは、「大きな物語の時代は終わった」と唱えた。
大きな物語とは、多様な社会を統制するための活動のことを指します。会社に当てはめて考えると、会社における1つの価値観、1つのゴールを一致団結して全員で目指すことが難しい時代になってきたと言えるのではないでしょうか。
そして、大きな物語の次は、小さな物語が始まる。小さな物語とは、個別的、断片的であること。
経営者が社員を統率する管理手法はもう機能しないことを意味する。これからは、「個」を活かしつつ「組織」を動かすという新しいスタイルへ移行しなければなりません。社員を会社というステージで、いかに輝かせることができるか、社員ひとりひとりの持ち味や得意分野をうまく発揮させることで、組織としての成果を期待していく。まさに「個」を上手に活かす仕組みをもつ会社が生き残る会社となるのです。

経営理念(ビジョン)浸透の落とし穴

経営理念(ビジョン)は経営者にとって必要なものですが、社員にとって絶対的なものではありません。経営理念の実現を熱く語って共感を得ようとしても、結局は売上や利益を上げることが最終目的としか思えない。つまり、経営理念は会社の数値目標達成のための手段にすぎないと、いまどきの賢い社員は見抜いています。
残念ながら、経営理念の浸透を一生懸命やればやるほど、社員はやらされ感が強くなり、やる気が低下するという結果を生むのです。
では、どうしたら、心から経営理念に共感し、社員が生き生きと働く組織をつくることができるのでしょうか。

「個」を活かす仕組みを作る

人生や仕事のビジョンを持たない人は、目の前の仕事をこなすだけで自ら心に火をつけることができません。一方、ビジョンを持っている社員は志が高い分、会社を辞めるリスクが高まると経営者は思いがちですが、この考えを捨て去る勇気が必要です。ビジョンを持つ社員と持たない社員、どちらが意欲的に働いてくれるかは一目瞭然です。
また、単にビジョンを持つ社員を集めるだけでは、もちろん経営は成り立ちません。

共通項を導き出す

経営理念(以下、カンパニービジョン)と個人ビジョン(以下、パーソナルビジョン)が同一であることはほぼありません。そこで、それぞれを様々な角度から深堀りし、一見バラバラに見える2つのビジョンの共通項を導き出し、さらにすり合わせるプロセスを経ることで、会社と社員が核となる部分でつながることができるのです。

私は、社会保険労務士として15年間以上、社員が活きる組織づくりのご支援をしてきました。また、ドリームマップというビジョン明確化プログラム、および心理学をベースとしたコーチングの提供を通じて100名以上のパーソナルビジョンの明確化と実現のお手伝いをしてきました。個人と組織へアプローチしてきた経験とノウハウを体系化し、個人と会社のビジョンを共に実現するプロセスとしてまとめたものが「ワタシ・ミライ・デザイン」の組織向けプログラムです。

実は私自身、かつてはスタッフに関してうまくいかないことの連続でした。育たない、連携がとれない、ミスが発生する、社内の空気も悪くなるという最悪の状況から、このままではいけないと、これまでのアプローチを一変し、社員個人のビジョンにフォーカスを当てた経験により生まれたのが当プログラムの原型です。危機的状況から半年ほどで社員が自ら考えて行動し、情報を共有し、チーム一丸となり、お客様対応をするという組織に変わりました。まったく同じメンバーが変貌を遂げたのです。

カンパニービジョンを落とし込むのではなく、会社と個人のビジョンの共通項を導きだしすり合わせる場を仕組みとして取り入れる、それが新しい組織のあり方です。

組織を再構築し、新しくデザインする

パーソナルビジョンを明らかにし、カンパニービジョンとの共通項を導き出し、組織風土の醸成をベースに、個々の社員を継続的にサポートする。
経営目標をダウンサイズして目標設定させていた今までのやり方とは、全く反対のアプローチが求められています。
多くの社長は、理念や会社の方針を伝えることは得意だが、社員のビジョンを引き出すことにおけるスキルは不足している場合が多い。本人すら気づいていなかった価値観やビジョンが明確になったとき、社員の目が輝き、主体的になり変容できる。ビジョンを持つ軸足の整った社員のいる会社は継続した発展・成長を遂げることができる。

それが、これからの会社と社員のあり方。
社員一人ひとりが活きる組織づくりを目指しませんか。

カンパニービジョンとパーソナルビジョンで新しい組織をデザインする

「ワタシ・ミライ・デザイン」

株式会社ビジネススタイリスト  代表取締役 大西美佳