金毘羅さん参り

先日、出張を兼ねて、香川県の金毘羅さんにお参りに行きました。

石段の多さで有名な金毘羅さん、その中でも奥社までの1368段を挑戦してきました。

金毘羅さんは、本宮までで785段の石段があり、本宮に到着した時には既にひと汗かいていました。それでも厳かな雰囲気や途中の景色、門を通るたびに心が引き締まる思いを感じました。

途中、神馬が餌を食べる姿や「こんぴら狗」の像に癒されることも。本宮で少し休憩をとりつつ、さらに583段の奥社への道を進む決意をしました。

杖を使い一段一段しっかり踏みしめて進み、なんとか到着。奥社に到着した瞬間、まるで空気が変わったような感覚に包まれました。

静寂の中に漂う神聖な空間。石段を登り切った達成感と共に、神様に感謝と願いを捧げました。

金毘羅さんは航海や大漁の神様として知られていますが、訪れる人それぞれに様々なご利益があると感じます。今回の参拝で、自分自身を見つめ直す時間と新たなエネルギーをいただけた気がします。

奥社から下山する途中、他の参拝者の方に「お疲れ様です」と声をかけられました。その言葉が疲れた体にしみ込み、思わず「もう少しですよ」と返しました。

短い会話ではありましたが、お互いに励まし合う瞬間は、何とも言えない温かさと、人の繋がりを感じさせてくれるものでした。

石段は確かに厳しい道のりですが、その先にある景色と感動は何ものにも代え難いもの。次回は違う季節に訪れて、新しい発見をしてみたいと思います。帰りのアンパンマン号にも癒され、素敵な旅となりました。

（Ozaki）