2025-09-01

夏のお出かけ

8月は暑かったですね。暑さを避けて、大阪市立美術館で開催された「ゴッホ展」に行ってきました。

副題「家族がつないだ画家の夢」でファミリーコレクションを中心に展示されていました。

絵は感性で観るものなのでしょうが、知見がない私は、展示の解説および音声ガイド(松下洸平さんの爽やかな声)をもとに、ふむふむと知識を入れながら作品を鑑賞することができて、知的好奇心が満たされました。

ゴッホは亡くなってから有名になったと聞いたことはあったのですが、27歳で画家を目指し37歳で亡くなったので、たった10年間で多くの絵を描いたことに驚きました。そして、ほとんど絵が売れなかったそうで、どんなに辛かったのかと想像します。

しかし、死後、弟の妻と甥が、書簡集を出したり、膨大な作品を管理し、フィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立し、作品の価値を高めて世に知られることとなった。生きているときに認められなかったのは残念ですが、義理の妹と甥の尽力により誰もが知る画家になったことを改めて知りました。

「ひまわり」の絵を眺めてキレイだなぁ程度の感想しか持ちえなかったのですが、背景を知ると、感慨深く作品を鑑賞することができますね。

芸術に生きるのは大変なことと思います。日本の浮世絵が好きで、参考にしていたとのこと。コレクションの中には浮世絵もあり、日本の絵が当時海外でも認められていたんですね。歴史を感じることもできた時間でした。

外はうだるような暑さでしたが、館内は涼しく、没入体験できる空間映像もあって楽しかったです。

(Onishi)

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