『ねんきん定期便のチェックは重要』
ファイナンシャルコーチの山田容子です。
毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」、チェックしてますか?
なぜ、「ねんきん定期便」が送られてくるのか?それは、あなたの年金加入記録「あなた自身で」確認するためだからです。
年金の加入期間は長期間です。国民年金は20歳から60歳までの40年間、厚生年金は18歳から70歳までの最大52年間加入することが可能です。そして、その記録から、65歳以降に受け取る年金(老齢年金)は計算されます。
もし、加入している間、一回も加入記録を確認せず、年金を受け取る時になって初めて見たとします。
「あれ?30年前に払っていない期間(未納期間といいます)がある?」
記憶を探ります。会社で厚生年金に加入していた?それとも国民年金の時期だった?
未納期間ではないことを証明したいのであれば、記録があればいいのです。前者の場合は給与明細で控除されていたかどうか、後者の場合は領収書があればちゃんと証明できますね。
記録がない、記憶はあいまい・・・未納でないことを証明するのはむずかしいですね。
こんなことを防ぐために、日本年金機構は、毎年一回、本人に年金加入記録を送り、これまでの加入記録にまちがいがないか自分自身でチェックしてもらっているのです。
30年前の記憶を探るのは大変ですが、過去1年間なら、自分が加入していた年金が「厚生年金」か「国民年金」かは覚えているでしょう。
国民年金の未納期間があったとしても、過去2年間はさかのぼって払うことが可能ですので、払いもれを早期に発見して将来に備えることができます。
ご自身の将来の生活のための大切な資源、「老齢年金」を自分できちんと管理するようにしましょう。
もし、過去1年間に未払いがあれば、「老齢年金」以外の保障「障害年金」「遺族年金」が受け取れない場合もあります。こちらに備えるためにもねんきん定期便のチェックはお忘れなく!