ピアノの豆知識

先月、古いピアノの修理を手掛けている調律師の方に出会ったことを書きましたが、その調律師さんからピアノについての豆知識を教えていただきました。

いきなりですが、ピアノの弦の引っ張る力はどのくらいか、みなさんご存知ですか？私はこれを聞いて大変驚いたのですが、全ての弦の張力が合わさると、200トンもの力になるそうです。その大きな力を支えているのが金属のフレームなのですが、調律を長期間していなければ、弦の張力のバランスが崩れ、その金属が折れ曲がることもあるそうです・・・すごいですよね。

そして、ピアノの音色の良し悪しを決めるのが、弦の奥にある響板(木の板)だそうです。昔のピアノは、良い木を使っていることが多く、修理をして弦を張り直すと、新品のピアノより良い音色になることもよくあるそうです。修理したピアノの音色を聞いて涙を流されるお客様もいるとか…新しいものよりも、古いものに価値があるとは、こういうことなのですね！

お恥ずかしいながら、幼いころは習い事の中でピアノが一番苦手だったのですが、ピアノの仕組みを知っていたらもっと楽しめたのかもしれない・・・と今更ながら思いました。笑

素敵な調律師さんとの出会いは突然で、ピアノについての面白いお話が聞けて、その日はまるで小説の中にいるような1日でした。ピアノの音色が前よりも好きになった気がします♪