2022-11-04

この季節になると思い出すもの

肌寒くなり、年末調整の準備が始まるこの時期になると、ある出来事を思い出します。

2年前になりますが、妊娠が発覚し、喜ぶ間もなく、悪阻に大変苦しめられました(苦笑)

突然襲ってきた眩暈、吐気、頭痛。水分はかろうじて飲めましたが、食事もままならず、さらに唾液悪阻という、口の中に唾液がひたすら溜まる症状もありました。

食事をしても、胃が受け付けません。荒い波の上を漂う船の上にいるような気分で過ごし、辛くて眠ることもできず、布団の上でただ転がっているような状態で過ごしました。

1分が1時間のように感じられ、全く時間が経たず、私の人生の中で1番辛い時間でした。

結局、悪阻は産むまで続いたのですが、2ヶ月経った頃には日中は外で歩ける程に回復し、仕事にも復帰できました。

仕事という集中できるものがあって、本当に良かったと思っています。誰かの役に立てているという実感があることが、生きがいになっていました。

今、美味しいものが食べられることや、外を歩けることなどの、当たり前のことが、とても幸せに感じます。

悪阻の経験があったからこそ、何気ない日々を楽しく過ごせていると思うと、とても良い経験でした。

娘はスクスクと成長し、今では元気いっぱい走り回っています。

(Kiriya)

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