〇〇様　ありがとうございました

少し前に、ライドシェアについてニュースになっていましたね。一般のドライバーが、自分の車などで客を有料で運ぶサービスで、海外では普及していて、日本での導入の検討が始まったとか。

ニュースを聞いて、タクシーならまだしも、一般の知らない人の車に乗るなんて怖いなあと思っていました。

ところが、意外と早く、その知らない人の車に乗ることになったのでした。

それは、先日、母親の様子を見に帰省した時のことです、今回は娘も同行していて、1日くらいは観光しようということになり、川下りができる渓谷に行ってみることにしました。

ところが、連休と紅葉の季節の上、外国人観光客も多く、これは何時間並ぶのかとゾットして、船には乗らずに少し景色を楽しんで去ることに。せっかくなので、ひとつ前の駅にあった石のミュージアムに行ってみようと思ったのですが、次の電車までだいぶ時間がある。

2㎞くらいだから歩こう！ということになり、いざ出発！

しかし、分かれ道で迷っていると、車から女の人が声をかけてくださいました。道を尋ねると、「うーん、歩いても行けるけど、うーん、乗っていく？」「いやいやご迷惑でしょうし、道を教えてくだされば」「うーん。まあ乗って行きなさいよ」、お言葉に甘えて乗せていただきました。

ミュージアムの職員さんに聞くと、〇〇様は以前にも迷っている人を乗せて来たことがあるとのこと。お名前を聞いても答えてくれず笑顔で立ち去られた〇〇様、本当にありがとうございました。

（Sawai）