2023-04-03

今年は桜の開花が早かったですね。お花見は楽しまれましたか?

桜の名所は色々ありますが、桜並木が川沿いに多いのには理由があるそうです。

享保年間、八代将軍徳川吉宗の時代。当時の幕府は財政難にあえぎ、質素倹約が奨励されていました。そして頻繁に墨田川の氾濫による水害が起こっていました。そこで桜を川沿いに植えて、花見客に地面を踏み固めてもらおうと考えたのです。

桜はたくさん根を張る樹木なので、土砂の流出を防ぎ堤防に最適。そして、春に咲くので河川の氾濫の多い梅雨や台風の秋の前に踏み固めることができるのです。

また、吉宗は花見の時だけは無礼講を認めます。倹約令に反する御馳走もOK。我慢を強いられていた町人が一気に集まりました。

こうして、花見は、武士・町人の身分の差を超えて同じ場所に集まってハメを外せる国民的行事になったのだそうです。

現代の私たちも、新型コロナで我慢を強いられていたので、今年のお花見は制限が緩和されて、以前のような飲酒

や飲食を楽しまれたれた方も多かったのではないでしょうか。

桜の季節は短いですが、大好きな季節です。

(Sawai)

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