2023-06-02

レトロを楽しむ

「大名茶人 織田有楽斎」に行ってきました。

チケットをいただいた時には、誰?という無知ぶりでしたので、行く前に予習をしました。

織田有楽斎(おだうらくさい)こと織田長益(おだながます)は織田信長の弟でした。

本能寺の変の際、信長の嫡男・信忠と行動をともにしていましたが、信忠は自害した一方で、長益は生き延びたことから「切腹をすすめておいて、逃げた男」とネガティブな印象で語られることも多いようです。

しかしその後、豊臣秀吉や徳川家康に仕えて時代を乗り切った…なるほどこれはなかなか面白そうだなと思いました。

場所は、京都市文化博物館。レトロな建物で、それを鑑賞するのも楽しみの一つ。

さて、展示を見ていくと有楽斎の座像があり、そのお顔から穏やかで温厚な人柄を感じました。

書状が多く展示されていて、説明を読むと茶会へのお誘いや、病の方へのお見舞いにお茶を送るなど、茶の湯を通して人物交流していたことがよくわかりました。

そして、チラシにも使われている狩野山楽の「蓮鷺図襖」は豪華で美しく、見ごたえがありました。

場所が三条だったので、展覧会の後は、他のレトロ建築もたくさん楽しめました。

季節なのか、あるお店の軒下にツバメの巣を発見。ヒナが口を開けて親にエサをもらっているところを見て、ほっこり。いい物を見ることができました。

疲れたので一休み。こちらもレトロな建物の「甘党茶屋 梅園」に。

30分程並びましたが、お目当てのみたらし団子はとても美味しかったです。

並んだかいがありました。

(Sawai)

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