2023-10-02
お勧めの一日体験
衣服として着用したりしている麻ですが、麻が何からできているか、ご存じでしょうか?
麻の原料は植物で、植物の繊維を割き、割いた繊維から糸を作り、糸を織って麻布が出来ます。
今回は、その繊維を割き、糸にして機織りで作品を作る体験に滋賀県の近江上布伝統産業館に行ってきました。
麻の原料についてから教わり、まずは大麻の繊維の塊を手で割く作業です。
そして割いた繊維の先と根の部分を合わせて指先でよって繋いで麻糸を作っていきます。この作業を手績み(てうみ)と言うそうですが、細く割いた一本一本の繊維を指先でよりをかけて繋ぐのが大変です。つないだつもりが、ほどけることもあり四苦八苦し2時間近くひたすらに糸をよっていました。
その後、繋いだ繊維を水で濡らし、糸巻機で巻くと、糸になったことを実感できて、ほっと一息、午前が終了です。
午後からは、その麻糸を使いコースターを作っていきます。「地機」(じばた)と言う織機で織る体験で、自分の腰を丸めたり伸ばしたりと腰を使って織り進めます。 鶴の恩返しの機織りと同じで、トントンと糸目を整える作業は音が楽しいです。
体を動かさなきゃ、糸を通すタイミングがわからない等とちょっぴりの苦労もありましたが「トントン」する度に、出来ている実感がとても楽しい体験でした。なかなか良い出来上がりと、自画自賛です。
こんな一日体験いかがでしょうか。お勧めです。
(Ozaki)
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