2021-08-03

嬉し懐かし、OSAMU GOODS

物心づいた時から周りには「キャラクター」が溢れていました。
同世代だけでなく、親子ほど離れた女子達とも、キャラクターの話で盛り上がれます。
ただ、同じハローキティでも赤×白×青のキティと、ピンク×グレーのキティでは、なんだか話に食い違いが…。
世代間には、はっきりした線が引かれている感は否めません(笑)。

数多あるキャラクターの中で、最近個人的に盛り上がっているのが、「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」です。「あーなんか見たことある!」という方、そうです!全国の女子達がマグカップ欲しさにミスタードーナッツに通い詰めたというあのキャラクターです。

「OSAMU GOODS」は、文房具や、お弁当箱に至るまで、当時、私たちのあらゆる日常に在りました。

その生みの親、原田治展が神戸ファッション美術館で開催されているので行ってきました。原田治は、1970年代から90年代に広告、出版、グッズなど多分野で作品を残しました。
1970年に創刊された「an・an」でイラストレーターとしてデビュー、当時の雑誌は、今のようなデジタルではなく、すべて版下で手作業です。
人気の街歩きガイドマップも手描き。道幅の比率も厳密ではなく、ビル名や通りも手文字です。これを頼りに若者が町へ繰り出していたのだなーと感慨深いです。
白黒でもワクワクします。

私はOSAMU GOODSしか知らなかったのですが、カルビーポテトチップスのキャラクターや、崎陽軒のシウマイの二代目醤油入れ(ひょうちゃん)も原田治が手掛けたものでした。


展覧会には、母娘連れがチラホラ。このお弁当箱家にあったね、と楽しそうに話しているのが印象的 でした。
撮影エリアは、今までのグッズが壁いっぱいに!当時のワクワクを思い出したひと時でした。

(Nishimura)

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