2018-07-27
「傾聴講座」
NPOアサーティブジャパン会員トレーナーの尾崎です。
隔月のアサーティブ講座の受講者の方からの希望を受け、7月3日傾聴講座を開催しました。
相手の気持ちや感情を汲み取って聴く「アクティブリスニング」その技術を身につけることで、信頼関係を築くことや人間関係の改善につなげることが出来ます。そして、相談を受けた際に傾聴することで、相談した人自身の気持ちがすっきりしたり、問題の解決方法を自ら見出すことにつなげることが可能です。
しかし、人の話を「傾聴する」ことは、なかなか難しいのが現状です。
参加者の方々がロールプレイの中で、相手の話を聴くうちに、相手は困っているのではないか?不安を感じているのでないか?と感じると、相手の話を聴くことよりも問題解決の考えが先に立ち「大丈夫、そんなことないよ」と励ましたり、「それは〇〇したらどうだろう」とアドバイスへと変わってしまいました。
日頃の業務上の立ち位置や、自分の置かれた環境、経験などから出る自然の反応なのだと思います。これもコミュニケーションの癖の一つです。
励ましやアドバイスは間違った行動ではないのですが、相談した側からすると「そうでない・・・」「なんだか話を邪魔された・・・」「聴いてもらえない・・・」と感じることがあることも事実です。適切な場面で適切に聴く、適切に伝えることと同様に、とても大切なコミュニケーションです。
受講者の方から「自分の普段の思考の癖がわかった」といった感想もいただきました。
人間関係の躓きポイントや悩みなども、自分のコミュニケーションの癖や考え方の癖を振りかえることで見えるものがありますよ。
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