2018-10-25

保険加入のポイント ②損害保険

ファイナンシャルコーチの山田容子です。

今回は、「損害保険」について、保険の種類ごとに、どのように選べばいいのかをお伝えいたします。

1.火災保険・地震保険

火災保険は、火事だけではなく、風水雪害、落雷、爆発で住む家の建物自体や家財に損害を受けた場合に補償を受けられるものです。

ただ、地震が原因で起こった火災については火災保険では補償されないため、そのために地震保険に加入する必要があります。地震保険は単独では加入できず、火災保険のオプションとして加入します。

加入するときのポイントは、「何が原因で」「どこまで」「いくら」補償されるか。

例えば、台風で家の屋根が飛んでしまったなどの被害があった場合、「自然災害で」「家財」が「○○円」まで補償されるという補償内容であれば、修理費用について保険金でまかなえる可能性があります。

今年の台風は、他人の家から飛んできたもので自分の家が破損したということも多くありましたが、自然災害なのでその人には損害賠償を要求できません。ぜひ火災保険で備えておきたいところです。

現在すでに加入している場合は、補償内容をきちんと確認しておきましょう。

2.傷害保険

これは主にケガに対する補償です。旅行に行くときに加入するかどうか聞かれますね。海外旅行の場合には、搭乗機遅延による損害や病気のときに支払われるものもありますので、加入するときには補償内容をよく確認しましょう。

3.個人賠償責任保険

これはぜひ加入しておきましょう。

単独では加入できず、火災保険や自動車保険にオプションで加入するものです。加入している火災保険等を見直してみてください。すでに加入しているかもしれませんね。

補償されるのは、例えば自転車で相手にケガを負わせた、飼い犬が噛み付いてケガを負わせた、子どもが店の商品を壊して賠償が必要、などの場合です。

特に自転車に乗る方は必須です。自転車事故で9500万円を賠償請求された事例があります。

補償は最大1億円です。1億円で加入しておきましょう。保険料は年間何千円単位と低いので、それほど負担にはなりません。

ただし、複数の保険にオプションでつけていても、最大1億円以上の補償はされません。火災保険と自動車保険両方についているのであれば、どちらか一方をはずすと、保険料の節約にもなりますよ。

自然災害が続いたことで、損害保険のありがたみを知った方も多いようです。

これを機会に、ぜひご自身の損害保険を見直してみましょう。

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